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「技術・人文知識・国際業務」ビザの理由書の書き方
2022.5.23
技術・人文知識・国際業務の在留資格認定証明書交付申請を例に、理由書(採用理由書)の書き方(サンプル)を公開します。
※今回は、中国の大学を卒業後、留学で来日し、日本の大学を卒業した方と仮定しています。人物・会社・学校などはすべてフィクションです。
1枚目(表紙)
・理由書作成日を記入 ・東京入管の場合、技術・人文知識・国際業務の所管である「就労審査第一部門」宛で作成します ・会社の所在地・会社名・代表者名を書くのが一般的です。なお、会社代表印がなくても、問題ありません ・申請人の氏名・国籍・生年月日など、本人の情報を記載します ・採用した理由を述べる旨を記載し、次頁に続けます
2枚目(理由書の本文)
1.当社の概要 採用する会社側の情報を記載します。 ・いつ設立したかなどの情報 ・何を主要事業として運営を行っているかなど、経営の状況について詳細に記載 ・どのような理由でどのような人材が必要になっているのかについて言及 2.申請人を採用した経緯と担当業務 ・申請人を採用した経緯については書いた方が良いです ※HPから応募があり、書類選考および二次面談を経て採用した等 ・担当してもらう業務について、詳細に記載を行います(技術・人文知識・国際業務に該当する業務であることは必須です) ・当該担当業務について、申請人が十分な能力を有することを記載します ※学歴を記載するのはもちろん、最終学歴が専門学校卒業の場合には、履修した科目の成績や担当業務との関連性について、大卒である場合より詳細に記載する必要があります(このあたりは、専門家の判断を仰ぐようにするのが無難です) ※日本語検定で1級や2級を取得している申請人の場合、当該検定の合格証の写しも提出するのがいいでしょう(大卒の場合は翻訳・通訳の実務経験は求められていないですが、検定に合格している場合には、業務に関する能力担保をアピールできる材料となります) ・月給については申請書や添付の雇用契約書にも記載されているので、必須の項目ではないですが、どのような業務を担当するか、会社側が人材としてどのように評価しているかという点で、改めて説明を行う方が良いでしょう
以上のとおり、採用理由書を作成する上で、要件や担当業務の在留資格該当性等についての深い理解が必要です。
※上記の様式を形式的にトレースすれば許可が取れるという趣旨のものではありませんので、ご自身で作成される場合には、その点に充分ご注意ください。